コロナ禍で身近になった“フードデリバリー”。客足の落ちた飲食店が、デリバリーを始めるパターンはもちろん…。
例えば、コンビニ大手「ローソン」は、デリバリー専用の店舗ブランドを立ち上げ、コンビニ店内の調理スペースで作った料理を販売するサービスを開始しました。
■複数の専門店名乗る「ゴーストレストラン」
こうした、実店舗が存在しない形態は「ゴーストレストラン」と呼ばれ、コロナ禍で広がりを見せています。
しかし一方で、こんな事態も起きています。
都内にある居酒屋には、「ハンバーグ専門店」に「からあげ専門店」「どんぶり専門店」といった表示が並びます。
つまり、1つの店がインターネット上で、いくつもの「専門店」を名乗っているのです。
街の人に話を聞きました。
20代・会社員:「やっぱりネームバリュー。何とか専門店とか言ったら、それしか売ってないんだなと。それについてのこだわりがあるんだなと、個人的には思う。他のメニューも作っているのに、(その料理だけを)作っていますよというのは、ちょっと残念」
■専門家「自浄作用を持たないといけない」
現役の配達員は、複数の専門店を名乗る店について、次のように話します。
配達員:「3年前からやり始めたんですけど、増えていますね」
では、こうした飲食店に問題はないのでしょうか?外食産業に詳しい専門家は「法的には問題ない」としつつも、次のように述べました。
亜細亜大学・横川潤教授:「ある専門店を名乗りながら、別の専門店を名乗って、そこで例えば、そばのアレルギーとか。そばを作った鍋で、パスタをゆでるということがあると、最悪人命に関わる話ですので。専門店といいつつも、専門店ではないということをやっていると、やっぱり信頼は落ちて。せっかくこれから大きい商売になるかもしれないのに、その芽を摘んでしまうということになるので。業界として自浄作用を持たないといけないだろう」
(「グッド!モーニング」2022年10月7日放送分より)
からの記事と詳細 ( 「ゴーストレストラン」コロナ禍で広がる…1つがネットで複数“専門店”名乗る事態も[2022/10/07 11:03] - テレビ朝日 )
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