日本郵船は31日、2020年3月期（今期）の連結最終損益が290億円の黒字（前期は445億円の赤字）になりそうだと発表した。260億円の黒字としていた従来予想から30億円引き上げる。米中貿易摩擦などで荷動きが弱含む中、定期船事業の減便でコスト削減を進める。
売上高は前期比9%減の1兆6600億円と、従来予想（8%減の1兆6800億円）から下方修正した。
あわせて発表した19年4～12月期の連結決算は、最終損益が187億円の黒字（前年同期は87億円の赤字）だった。定期船事業で採算が改善したほか、米中貿易摩擦や中東情勢の緊張でタンカー市況が引き締まり、エネルギー輸送部門が好調だった。航空貨物の市況の悪化で航空運送事業で計上した減損損失を補った。
売上高は9%減の1兆2532億円、営業利益は7.1倍の324億円だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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January 31, 2020 at 10:45AM
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郵船の今期、290億円の最終黒字に上方修正 定期船の採算改善 - 日本経済新聞
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