島精機製作所は24日、2020年3月期の連結最終損益が76億円の赤字（19年3月期は38億円の黒字）になる見通しだと発表した。従来予想（24億円の赤字）を下方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大で、主力のコンピューター横編み機の顧客が生産を縮小したことなどが響く。保有株式の評価損についても約10億円を特別損失として計上する。また繰り延べ税金資産も約28億円を取り崩す。
期末配当予想（25円）も下方修正し、19年3月期より10円少ない15円とした。年間配当は35円となり、19年3月期より20円低くなった。
連結売上高は前期比35%減の335億円、経常損益は48億円の赤字（前期は49億円の黒字）だった。米中貿易摩擦などが響き、顧客のアパレル業界で設備投資が低調だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が追い打ちとなり、主要市場の中国だけでなく、イタリアを中心とした欧州などでも販売が低迷した。
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March 24, 2020 at 06:30PM
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島精機の今期、最終赤字76億円 新型コロナ響く - 日本経済新聞
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