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Thursday, June 4, 2020

空中散布中止「最終判断」 松本市長 松枯れ対策で明言 - 信濃毎日新聞

 松枯れ対策として本年度の薬剤空中散布を中止・凍結する方針を示していた松本市の臥雲義尚市長は4日の市議会議員協議会で、代替案としてアカマツに薬剤を注入する「樹幹注入」を実施する計画を示した。市長の方針に議会内の賛否が割れているため、村上幸雄議長は市議会としては了承しがたいとしつつ、「市長の責任で十分な合意形成をして進めてほしい」と意見集約。臥雲市長は終了後の記者会見で「中止、凍結を最終判断した」と述べ、市が2013年度に始めた空中散布をやめると明言した。

 市は本年度当初に空中散布を予定していた四賀地区の29・2ヘクタールで、本年度と来年度の2年間かけて事業費1億1600万円を投じ、アカマツ6860本に樹幹注入を実施すると説明。効果は7年間続くため、単年度換算の事業費は約1700万円とした。

 一方、本年度予定した空中散布の事業費は1441万円。単年度の比較では、樹幹注入の方が1・2倍となるが、国や県の補助がある空中散布に対し、樹幹注入には補助がなく、市の負担は1・8倍に膨らむとした。

 空中散布を求める市議が「財政への影響と結果責任はすべて市長が負ってほしい」と求めたのに対し、臥雲市長は「実行する以上、責任は私にある」と応じた。「空中散布の安全性には心配もある」とする市議もいた。

 薬剤空中散布を巡り、臥雲市長は5月19日の市議会臨時会で中止・凍結する意向を表明。同27日の議員協議会は賛否が分かれて「継続協議」になった。空中散布の継続を求めてきた四賀地区町会連合会の大沢好市会長は4日、「本年度は樹幹注入を見守りたい」とした。市は、松枯れ対策を含む山林保全を検討する諮問会議を7月にも設置する方針だ。

(6月5日)

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