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Thursday, June 25, 2020

無観客でも“大歓声” 盛り上げの最終兵器、ヤマハ「リモート応援」の実力は? - ITmedia

産経新聞

 自宅にいながら会場に声援を送れる? 新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で開催されるスポーツの試合で、中継を見ているファンの声援を会場に届けられるシステムを楽器大手のヤマハが開発した。13日に無観客開催されたサッカーJ2ジュビロ磐田−J3アスルクラロ沼津の練習試合で公開実証実験が行われ、選手からは「サポーターが本当にいるようで応援されている感じがあった」と高評価を受けた。無観客試合の新名称「リモートマッチ」を盛り上げる新たな“応援様式”として注目を集めている。

photo スマートフォンアプリに表示された「歓声」「拍手」などの選択肢をタップすると、試合会場のスピーカーから音声が流れる(ヤマハ提供)

 「頑張れ!」「行け!」「負けるな!!」

 誰もいないはずのヤマハスタジアム(静岡)にサポーターの声援やチャント(応援歌)が響いた。ヤマハが開発した「リモートチアラー」は、スマートフォンの専用アプリなどで「歓声」「拍手」といった選択肢をタップすると、それに応じた音声が試合会場のスピーカーからリアルタイムに再生されるシステム。ライブ配信された13日の練習試合ではリモートチアラーを通じて約6万5000人が“リモート応援”に参加し、タップ数は計約190万回にも上った。

産経新聞

 目をつぶれば、大勢のサポーターの姿が浮かぶ。臨場感のある声援は、ピッチで戦う選手も満足感を示した。5−0で勝利したホーム磐田のFW小川航基は「歓声があるのとないのではモチベーションが全く別もの。最後の一歩や最後まで走り切るための素晴らしいシステム」と絶賛。磐田のフベロ監督も「応援や声が助けになった。無観客とは雰囲気が違う」と前向きに受け止めた。

 本来は病気や仕事などさまざまな理由で直接会場に行けない人のために発案され、約2年前に開発がスタート。今秋の実用化を予定していたが、コロナ禍での需要の高まりに応える形で早期導入にいたった。

 実際に会場で流される応援の言葉の種類や、音量は主催者側の意図によって自由にカスタマイズ可能。使い方によっては、スマートフォンなどのマイク機能を活用してファンの声を送ることもできる。会場にある既存のスピーカーにも対応しており、導入へ向けたコスト面でのハードルも低い。プロ野球ロッテも23〜28日のオリックス6連戦で試験導入。今後もリモマでの活躍が見込まれている。

photo スマートフォンアプリの選択肢をタップすると、試合会場のスピーカーから歓声や拍手が流れる(ヤマハ提供)

 7月10日にはプロ野球、Jリーグとも観客を入れる動きが出始めたが、当初は上限5000人で、満員の観客を入れた通常開催の実施は程遠い。ヤマハの担当者は「新しい応援スタイルが求められる中で、新たな楽しみ方の一つを提供していきたい。コロナの有無に関わらず、仕事や病気で会場に行きたくても行けない方のためにもリモート応援を定着させていければ」と力を込めた。

(運動部 川峯千尋)

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