ビジネス
加速する、コンビニ各社の新規事業参入。
ローソンが参入する「ゴーストレストラン」事業は、まん延防止等重点措置の適用後、ある変化が起きている。
ローソンは、ウーバーイーツなど宅配代行サービスのアプリから注文を受け、「からあげくん」などの調理で使う店内の厨房(ちゅうぼう)で調理した料理を宅配するサービスを開始する。
コロナ禍に急増する、客席を持たない料理店、いわゆる「ゴーストレストラン」事業。
2021年11月の事業参入時は、昼食時の需要が中心だったが、オミクロン株の拡大にともない、夜間の注文が増えているという。
国内コンビニ市場が頭打ちとなる中、セブン-イレブンがネット宅配事業に参入するなど、コンビニ各社は新規事業への参入を進めていて、ローソンは、コロナ禍で需要が高まるデリバリー市場のシェア獲得を目指す。
ローソン 新規サービス推進部・舟橋龍太アシスタントマネジャー「もともとの計画より、少し多めの注文を頂戴できているかと思う」
このニュースについて、マーケティングアナリストの渡辺広明氏に話を聞いた。
三田友梨佳キャスター「客席を持たずに、デリバリーに特化した『ゴーストレストラン』へのローソンの参入、渡辺さんはどうご覧になっていますか」
マーケティングアナリスト・渡辺広明氏「ローソンは、中食を店内調理する“まちかど厨房”がある店舗を、およそ8,000店舗展開しています。そのことによって、多様なメニューに対応することが強みです。また、外食がお弁当などを手がけている中、胃袋の争奪戦で、できたてを提供することは必要不可欠で、他のコンビニとも差別化になると思います」
三田キャスター「確かに今後の成長が期待できそうな試みですが、コンビニは人手不足が伝えられていますよね。さらに働く人たちの負担が増してしまう懸念はないのでしょうか」
渡辺氏「そうですね、僕も今でもコンビニの店頭に立っているんですが、やはりカウンターのファストフードの調理にかかる業務の比率が高くなっています。なので、店内の調理を充実させるには、従業員の手間を減らして、省人化をセットに進めることが成長の鍵になると思います。具体的には、業務の3割を占めるレジ業務を、セルフレジ活用で効率化を進めて、調理の時間に充てていくことがポイントだと思います。これから、コンビニは人手不足に対応するため、有人接客を減らしていきながら、例えば今回のような調理をするであるとか、宅配商品を店内でピッキングする、もしくは店内のお困りごとに合わせてコンシェルジュ業務をするなど、店舗のメイン業務というのが、今後徐々に変わっていくのではないかと思います」
三田キャスター「コンビニの形も変化していっているんですね。そうした中でローソンは、独自の路線で挑むということですが、フードデリバリーの市場で、どれだけ存在感を示せるのか注目です」
からの記事と詳細 ( ローソンの「ゴーストレストラン事業」狙いは 店内の厨房活用...報道公開 - www.fnn.jp )
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