ロシアによる侵攻が続くウクライナの人たちを支援しようと、茨城県古河市東1丁目の晃陽看護栄養専門学校で9日、調理を学ぶ学生が運営する「チャリティー学生レストラン」が開かれた。学生たちは来場者にウクライナの伝統料理を120食提供し、同国の菓子類なども安価で販売した。ランチは1食1800円で振る舞われ、収益は全てウクライナ大使館に寄付される。
この日のメニューは、ビーツ入りの伝統的なスープ「ボルシチ」▽鶏の胸肉にニンニクやハーブ類、バターを詰めたカツレツ▽ウクライナ風ドーナツ「ベルグニ」▽伝統的なパン「パンプーシュカ」など。市内の薬局に勤務するウクライナ人女性、山形ナタリアさん(45)=栃木県小山市在住=が監修し、6月9日に同校を訪れて調理方法を学生たちに教えた。
晴天にも恵まれ、開店前の午前11時には長い列。調理師学科とグランシェフ学科の1、2年生計25人が腕を振るった。山形さんは首都キーウから常総市に避難している友人のイリーナさんら3人と来場。食事の前にはイリーナさんが伝統の歌曲「ルシニク」を独唱し、会場は大きな拍手に包まれた。
料理を堪能した山形さんとイリーナさんは「ウクライナの伝統的な料理が食べられて喜び、驚いている。どの料理もおいしかった。特にボルシチが母国の味と同じ」と笑顔を見せた。今回のイベントを企画したグランシェフ学科2年の石島響心さん(20)は「料理を通してウクライナを知ってほしい、少しでも助けたいという思いで企画した。新しい知識も身に付き大変勉強になった」と手応えを感じた様子だった。
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