伊勢崎市内のエスニック料理の店を中心に紹介する「外国人レストランマップ」
多文化共生社会の実現を目指し、群馬県伊勢崎市国際交流協会は市内の各国料理の店を紹介する「外国人レストランマップ」を作成した。エスニック料理の店を中心に、南米とアジアの8カ国に関係する24店舗を掲載している。市内には異国情緒あふれる本場の飲食店が複数存在するが、漠然とした不安から入店をためらう住民も多いため、気軽に立ち寄って料理を楽しんでもらい、異文化の理解につなげてもらう狙いがある。
マップはA3判、両面カラーで、手のひらサイズに折り畳まれている。掲載店の関係国はブラジル、ペルー、ベトナム、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、タイ、インド。「伊勢崎で外国人が営むレストラン」の副題を付けた。
店の外観とお薦め料理の写真に加え、座席数や駐車場の収容台数、テイクアウト可能といった各種情報、日本語メニューがあることを明記。「ペルーの家庭料理が味わえる」「パクチーは別皿で提供」「日本人の口に合うようにアレンジできる」など、店からのメッセージが添えられている。
同様のマップは市町村合併前の2003年度にも作られたが、旧市内が対象だった。今回は東武境町駅付近のインド料理、バングラデシュ料理の店など、旧町村部の店舗についても掲載している。
各店の協力を得て担当者が7～8月に取材。代表的な料理の金額、テイクアウトに関する情報も盛り込んだ。協会事務局を担う市国際課は「店を巡っておいしい料理を堪能し、お気に入りを見つけてほしい」と呼びかけるとともに、「マップが相互理解と国際交流のきっかけになれば」と願っている。
1万部作り、市役所や各支所、公民館、県内の道の駅などで配布するほか、市ホームページに掲載。問い合わせは同課（☎0270-27-2731）へ。
からの記事と詳細 ( 本場の味や異国情緒楽しんで 市内の外国レストラン網羅した「マップ」作成 群馬・伊勢崎市国際交流協会 - 株式会社 上毛新聞社 )
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